東海地震の震源域にある浜岡原発
静岡市から約40kmのところに中部電力浜岡原発がある。現御前崎市であるが、東海地震の震源域であることは昔から解っていた。政府はここに原発を造らせたが、大地震が来ても壊れないといわれて、信じる人は幸せだ。
今発電中であるから、これは事実上壊れるか壊れないかの実験をしているわけである。しかしこの実験は静岡県民のいのちを賭けにした大博打である。チェルノブイリは半径30kmがいまだに立ち入り禁止区域であることを知らないでは済まされない。
1年稼動で広島原爆1000倍の死の灰
浜岡原発とチェルノブイリは規模が同じであるが、100万kW級発電所はウラン235を約3000から5000kg内蔵している。1年稼動すると広島原爆の撒き散らした死の灰の1000倍分が蓄積される。広島で反応したウランは750gであった。だから、チェルノブイリの被害は広島の約1000倍であった。死者の数はほぼ同じ7万人程度であるが、人々は二度と故郷に戻れなくなってしまった。広大な農地が耕作不能となった。
日本でも3件の臨界事故
1986年チェルノブイリが爆発したとき、原発の型が違うから、日本であのような事故は起きないと盛んに宣伝された。ところが今年3月東京電力福島(1978年)や北陸電力志賀(1999年)で臨界事故があったことが明らかにされた。
チェルノブイリのようにならなかったのは紙一重の偶然に過ぎなかった。1999年9月には東海村で臨界事故が起き、2名が亡くなり700名が被曝した。隠しておいて「安全だ」というのは、秘密国家ソ連と同じ官僚独裁国家になっているのが、今の日本だと言うことになる。
捨て場がない
高知県東洋町は放射能の高レベル廃棄物処分場を拒否する澤山町長をダブルスコアで選出した。捨てるところが無いことは40年前から分かっていた。僻地で作った電気を都市が使い、困った廃棄物をまた地方に捨てるというのは、モラルが崩壊している。
安全だというのなら甘利通産大臣の地元に提案してみたらどうか。
「足るを知る」モラルを
大量生産、大量消費、大量廃棄は止めよう。原発を全部止めると、1990年頃のエネルギー供給量になる。何の不自由も無い。「足るを知る」モラルを復権させよう。
(文責 望月彰)