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成島忠夫さんの参院選立候補に、ぜひともご理解ください!
2007/07/07
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 日頃のご無沙汰をお許しください。
 突然ですが、私たち静高の同窓生(第77期)である成島忠夫さんが、7月の参議院選挙に「9条ネット」の全国区比例代表として、立候補することになりました。「9条ネット」というのは、「9条改悪阻止」の一点で力を合わせるため、さまざまな政党・市民グループ・個人によって結成された選挙団体です。イラク戦争への自衛隊派遣に反対して外務省を解雇された、元レバノン駐在全権大使・天木直人(あまきなおと)氏も、その10人の立候補者のひとりです。

 1947年に施行された日本国憲法は、この国をふたたび軍国化してはならないと考える当時のアメリカのGHQと、敗戦からようやく立ち上がり二度と戦争を起こすまいと固く決心した日本人との、奇跡のような理想主義的合作でした。その3年後には朝鮮戦争が勃発し、アメリカは早くも再軍備を日本に迫って自衛隊(始めは警察予備隊)を創設させています。「押しつけられた憲法」と言う人たちがいますが、私たち大方の国民は、戦後60年間、この憲法を誇りに思い、共に生きてきたのです。いまアメリカの都合に合わせて目論まれている改憲こそ、「押しつけ」以外の何物でもありません。

 いつの時代でも、戦争をはじめるのは国の指導者であり、その被害をまっ先にこうむるのがふつうの国民です。だからこそ、主権者たる国民は、交戦権(戦争をする権利)を国に与えないことに決めたのです。「北朝鮮がミサイルを撃ちこんできたらどうするのだ」と短絡的な恐怖心をあおり、天文学的な費用をつぎこんで軍拡競争に走るのが、本当に現実的な政策になりうるのでしょうか。そうさせないための政府の不断の外交努力と、民間の経済・文化交流をとことん推し進め、核を含めたあらゆる軍備を廃絶する方向へ一歩踏みだすことこそ、世界中の人々の未来につながるのではないでしょうか。なぜなら、今度核戦争がはじまったなら、もうだれも勝つことなどできないのですから。

 成忠さん(通称 なるちゅう)は、1942年静岡市に生まれ、静高3年生だった60年安保のとき初めて街頭デモに参加。静岡大学文理学部に進んだのち、67年には全学連副委員長として、ベトナム戦争反対、米原子力空母エンタープライズ佐世保寄港反対などの運動の先頭に立ちました。現在は静岡に帰郷して不動産会社を営むかたわら、御前崎にある浜岡原発の重大な事故をきっかけに、命と暮らしを守る反原発運動にも献身的にとりくんでいます。子供は二人。人情と信義にきわめて厚く、男にも女にも惚れられる好漢といえましょう。
 政治と金をめぐる松岡農水相の自殺や年金問題でトーンダウンしているとはいえ、阿倍内閣は「改憲」を公約に掲げて登場した戦後はじめての政権です。今回、時間が切迫するなか、やむにやまれぬ思いで9条ネットからの立候補を決断してくださった成島忠夫さんに、私たちは心からの敬意と感謝の念を抱きます。そして、「神が私たち人類に贈ってくれた宝物のよう」と諸外国の方々からも称えられる憲法9条を守るため、静高同窓生の皆さまにも、ぜひとも成島忠夫さんの立候補にご理解をたまわりますよう、切にお願い申し上げます。

 2007年7月 吉日
                        望月 彰(第73期) 矢沢国光(第74期)
                        成島道官(第77期) 成島(旧姓・吉田)訓子(第79期)

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日本国憲法
                                             (1947年5月3日施行)
<前文>
 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民が享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専従と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位をしめたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の債務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。

<第9条>
(1) 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(2) 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


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参考資料
 一人でも多くの方にご覧いただきたい参考資料を、いくつか紹介いたします。

『映画(世界から見た)日本国憲法』
  ジャン・ユンカーマン監督作品、DVD2800円/ビデオ4500円/上映用に貸出あり
  (株)シグロ制作・販売、tel 03-5343-3101

『憲法9条を世界遺産に』
  太田光・中沢新一、集英社新書、660円+税

『戦争と死――特攻隊員82歳の遺書』
  松浦喜一、400円、「編集室ふたりから」委託販売、tel 03-3985-9454

『怒れ、9条』
  天木直人、展望社、1333円+税

 
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