医療や福祉の現場から──成島忠夫さんへの激励

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医療や福祉の現場から──成島忠夫さんへの激励
2007/07/21
                                                大賀達雄
 6月29日に、千歳烏山で川音さんと一緒に、地域集会を呼びかけ、成島さんにも来てもらって、憲法問題を論議しました。人数は緊急の呼びかけということもあり、少なかったですが、この様な地域での取り組みは今後いろいろな所で準備していく必要があると思います。
医療・福祉の戦争協力に反対する連絡会議
 そのときの呼びかけのビラにも書きましたが、考えていることを書いて見ます。
 阿部内閣の何が何でも改憲を行うという決意のもと、先般の国会でその手続き法案である「国民投票法」が強行採決され、憲法改悪が政治日程に組み込まれました。イラクへの自衛隊派兵や空自の残留など、事実上海外派兵は行われてしまっていますが、憲法9条が戦争に反対し、国として戦争をしない「非戦」を宣言したものであることを改めて確認することは、私たちの国の義務でもあり、責務でもあると考えます。
 ちょうど、僕たちは自衛隊のイラク派兵が決定されて以降、医療や福祉に関わる関係者と共に、[医療・福祉の戦争協力に反対する連絡会議](医福連)を立ち上げ運動を開始しましたが、自衛隊の派兵ばかりか、医療・福祉に携わる労働者が後方で戦争協力を担わされることになっていくのでそれにも反対していく必要があります。
「新しい貧困」とのたたかい
 同時に考えなければならないことは、自己責任や格差社会の果てに「貧困」をもたらす装置が作動しているかの風潮がありますが、国家の補償政策が弱く、企業福祉もまた衰退し、多くの若者が新しい貧困とも言うべき「社会的排除」を余儀なくされているのが今日の実情であるわけです。
 このような「排除」や「貧困」と闘い連帯することで、私たちの生活の基盤を問うことがなければ、政治もまた私たちの課題とはなりえないと思います。
隔離・収容されている精神障害者数、世界一の日本
 僕は精神医療の現場で働いていますが、日本は割合でも実数でも、入院という形で隔離・収容されている精神障害者は世界一を誇っています。現在34万人の方が入院し、厚生労働省は、7万2千人が「社会的入院」しているといっていますが、実数はそれ以上が予想されています。彼らを居宅がないという意味で[ホームレス]という人もいます。
 精神科の入院は「強制入院」の制度よりなっていて、更に昨年度からは「医療観察法」(かっての保安処分)が施行され、犯罪を犯した精神障害者は「再犯」しなくなるまで、病院とは違う隔離に無期限に収容させることが可能になっています。このように、精神障害者ということで地域から当たり前の生活を剥奪されている現状があります。
 このような論議を今はじめていく必要があると思います。
 成忠の選挙はそんな意味もこめて、闘いの第一歩なのです。
 
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